元コンビニ商品開発しっしーのスイーツときどき添加物

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【実話】救急搬送5名、遭難者1名を出し警察が出動した地獄の新入社員研修

 
新卒でとある有名スーパーマーケットに就職します。
そこの新入社員研修は毎年脱走者や脱落者がいるほど過酷な研修で恐れられている会社でした。
 

 

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そんな、過酷な新入社員研修が会社史上最も残酷な新入社員研修になってしまうとは誰も予想しなかったでしょう。

研修の始まり

俺はバスに揺られていた。
そう、新入社員100名はバスに揺られて研修施設へと向かっていた。
 
みんな楽しそうである。
これから泊まり込みで5日間研修があるというのに。
 
「楽しそ〜レクリエーションとかあるのかな?」
 
「みんなと友達になりたいね〜」
 

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何を言っているのか俺には理解不能だった。
なぜなら、この会社にいる先輩に研修の内容を聞いていたからである。
 
「生きて帰れないと思った‥けどなんとかなったよ」
 
いや、まず生きて帰れないと思う瞬間があることがまずくないですか?
 
なのでバスの中で俺一人だけが震え上がっていた。
これから監獄へ収監されるかのような絶望感と戦いながらバスは施設に到着した。
 
全員が広い体育館に集められて全5日間の日程が発表される。
その日程がこれだ
 
1日目 導入訓練
2日目 導入訓練
3日目 行動訓練
4日目 行動訓練
5日目 行動訓練
 
先輩の話によるとこの行動訓練が凄まじく過酷で、ここでは約3割が脱落する地獄の研修らしい。
だが、ここを乗り越えなければエリートコースには乗れないということなので死ぬ覚悟で臨むしかないと思ったのであった。
 

1〜2日目 導入訓練

導入訓練ではマナーや接客などの訓練などよくある研修を行います。
 
しかし、ここですでに地獄の研修が始まっていました。
 
社歌、社訓、7大接客用語を暗記し、大声で叫びながら一言一句間違わずに言わなければならないという訓練が最後にありました。
 

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この時、チームに分かれて研修していたのでチーム全員が合格するまで帰れないという過酷な試練が待ち受けていました。
 
社歌なんて普通の校歌並みに長くて3番まである超大作。
社訓も長くて覚えるのは厳しいものでした。
 
しかも、少しでも声が小さかったりやる気がなかったらやり直しという残酷なルール。
 
みなさんが想像している大声のレベルでは合格できません。
過呼吸で倒れるまで徹底的にやらされるのです。
 
ここでは新入社員の1割が過呼吸で呼吸困難になり脱落して生きました。
チームの人数は減っていく一方です。
 

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そのくらい過酷な訓練なのです。
 
ちなみに入社前に人事の人から
「社歌とか社訓覚えてきてね〜」
と笑いながら言われていたのですが、そんなフランクに言われていたら覚えてくる奴なんてそう多くはいません。
 
ただ、情報強者だった俺は先輩から聞いていたので、何ヶ月もかけて徹底的に暗記してきていました。
 
それに加えて、声も大きさには自信があったのでこの過酷な試験に最速ストレートで合格することになりました。
だが、これが後で悲惨な結果を生むことに。
 
チームのみんなが合格するまでは朝になっても研修が終わらないので合格した人は他の同期に覚え方や練習相手になって協力していきます。
 
ここで問題が発生しました。
自分のチームに新入社員の中で1番怠け者のT君がいたのです。
T君によると、社歌も社訓も何も勉強してきてないとのこと、覚えられないとのこと。
 
ヤベェ‥朝になるぞ
 
その予想は的中します。
何時になっても覚えられないのです。
でも、それはその通りである。こんな長い暗記など頭のいい人でない限り覚えるのは至難の技である。
 
そしてついにT君がキレ始めました。
「練習相手とかいらないから!」
 
体育館にT君の声が響きます。
そう、他のチームは全員合格してみな部屋に帰って就寝しているからだ。
 
残ったのは、我がチームと多くの幹部社員。
幹部社員もキレ気味になっており、さらにT君が逆ギレしたことで騒動がおきます。
 
幹部なのかでも一番恐れられている鬼と呼ばれる人がブチギレました。
 

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「お前はそうゆう人生しか歩んできてないんだよ。ダメ人間なんだよ」
「この状況がお前の人生を物語ってるよ、これやめてもいいんだよ」
 
T君大号泣。
 
鬼がさらに叫びます。
 
「なんでチームなのに協力しねぇんだよ!バカか?」
 
慌てた俺たちは大号泣するT君をなだめて、再練習を始めました。
この時すでに深夜1時。
 
俺はT君を嫌いになっていた。
チームのみんなからもそうゆう空気が感じられた。
 
でもやるしかない、それしか道はないのだ。
 
全てをパーフェクトに暗記していた俺は簡単な覚え方を徹底的に叩き込み何度も反復練習させました。
 
そしてついにその時がきます。
「合格」
 
その一言を聞いた瞬間、声をあげて泣いていたのはT君ではなくなぜか俺でした。
 

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あんなにT君を嫌いになって幹部社員のことをクソ野郎と思っていたのに。
なぜだか合格した瞬間に感動してそんなことさえも忘れて感謝の気持ちが溢れ出してくる。
 
なんだこの味わったことのない感動は。溢れ出てくる涙がそれを物語っていました。
 
鬼幹部も
「なんでお前が一番泣いてんだよ」と笑顔になる。
 
こうして、2日間の導入研修が終了した。
そして、地獄の行動訓練が始まる。
 

3〜5日目 行動訓練

 
ここの訓練からは男女別になりました。
男子が体育館に集められました。
 
男子50名全員が席に着きます。
 
鬼幹部の口が開きます
「これからチームリーダーを発表する。リーダーはどんなことがあっても困難に立ち向かいチームを引っ張る!できねぇ奴はリーダーから降ろして他のやつを昇格させる!」
 
俺はこの時点で嫌な予感しかなかった。
 
「覚悟しろよ。7人のリーダーを発表する」
 
名前が次々と呼ばれていく。
導入訓練で成績が優秀だった人たちが‥
 
そう、暗記訓練をストレート合格しT君を合格させた情報強者のみで勝ち上がってきた
 
「しっしー!」
 
終わった‥
先輩の話によると
「リーダーになったら終わりよ。他の人の何倍も苦しめられて死ぬよ」
 
この時俺は、小学生の時にうんこ漏らして学校行った時よりもピンチであることがすぐに分かった。
 
行動訓練内容
 

絶唱訓練

自分の目の前にいる幹部社員に向かって目をそらさずに
「店長私の話を聞いてください」と絶叫し続ける訓練で気を失うまでやらされる。
周りにいる幹部は目をそらさす為にガヤをずっと入れ続けるのだ。
 

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「しね〜」「お前の顔キモいな」
「写真撮りました〜ネットにアップします」
 
もはや人権など存在しない無法地帯である。
仮に目をそらしたら、人格否定され泣くまで怒鳴られ続ける。
ちなみに俺は、一番優しそうな幹部の所に行き死にそうなフリをして合格というクズっぷりを見せた。
ちなみに、ここで男子の約1割が脱落。
 

目標を絶叫する訓練

自分で決めた目標をひたすら叫び続ける訓練。
これも倒れるまでやらされる。
目標を達成できなかったら怒られるので俺の目標は
ご飯は残さない
 

隊列訓練

北朝鮮の軍隊が足を上げて行進するのを見たことある人もいるだろう。
その行進を叫びながらチーム全員が揃うまで丸1日させられる。
足腰が立たないレベルではない。そこにあったのは死である。
リーダーは先頭で号令などを出していかなければならず、負担も大きかった。
ここで自分のチームも2名脱落者が出ていた。
救急搬送者も5名でた。おかしい。
 
これ以外にも多くの過酷な訓練があったのだが、チームの誰かができないことや脱落していくと全てリーダーの責任となった。
他の人は怒られずに全てリーダーが責任を負い、リーダーたちは泣くまで怒鳴られ、人格否定をされ続けた。
子供の頃から泣き虫で導入訓練でも感動してなくしっしーには絶好の泣き場所だった。
 
怒鳴られ、人格否定をされて赤ちゃんみたいに泣いた。
リーダー達の中で一番泣いた。
 
もう恥ずかしさなど失った
 
「う、うえ〜ん」
 
もう子供のように泣くしかできなくなっていた。
 
そして最後の訓練を迎えます。
 

行軍訓練

20キロの山道を叫び続けながら行軍。
しかも、隊列訓練の行進をしながら。
支給品はチームに1本の1リットルの水のみ。
 

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えっ?おかしくない?
マラソンランナーでも自然な走り方をして42キロ走るのに、叫びながら行進して20キロ山道を進む?
 
???????
 
水はチームで1リットルだけ?
 
???????
 
死ぬよ?
 
チーム対抗戦なので1番早くゴールしたチームはエリートコースに乗りやすいとのこと。
いや、そんなことどうでもよかった。生きて帰れればそれでいい。そう思った。
 
しかし、俺のチームはなぜか優秀でほとんどの訓練をトップ通過している強豪チームだった。
みんなの意識も高かったので1位でゴールしようと皆が言った。
 
そんな意識高いならリーダー変わってくれ。
リーダーはみんなの何倍も疲れてんだよとクズみたいなことを考えていた。
 
そして行軍という名のレースが始まった。
教官の目が届かない所では、行進をやめてみんなでがむしゃらに走った。
トイレなどない、いやトイレなどしている暇がないのだ。
 
全員がおしっこ垂れ流しで走り続けた。(リアルに)
ちなみに行動訓練の3日間は風呂が禁止なので、もはや走るうんこ。
 
激臭を漂わせながら走るうんこチーム。狂気である。
 
3日間ほぼ不眠不休で訓練してきた体はもうボロボロである。
体力などゼロどころかマイナスの域に達している。
 

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立てない奴は、皆で肩を貸したりおんぶしたりしてとにかく進み続ける。
みなさん想像できるだろうか、こんな訓練を行っている会社があることを。
 
山道を抜け道路にやっとたどり着く。
なぜかそこでは車で教官が待っていた。
 
「行方不明者が出た。訓練は中止だ、車に乗って帰るぞ」
 
その時チーム全員が思ったのは、行方不明者の心配ではなく
(やっと帰れる)
だと確信している。自分が命の危険にさらされているのにもはや他人の心配などできない。
 
やっと解放される。その一言に尽きた。
 
話は戻るが、山の中でチームからはぐれて行方不明になっている奴がいるらしい。
警察と救急車が出動し、捜索しているとのこと。
 

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遠くでサイレンの音が聞こえる。
まずい状況になっているのはわかったがどうでもよかった。
 
助かった
それしか思わなかった。
 
結局、行方不明になった奴はすぐ見つかった。
列の最後尾を行進しており、途中で捻挫しチームに気づかれることなくその場から動けなくなったらしい。
 
いや、普通の人がやる研修ではない。
軍隊とか特殊部隊がやる訓練でしょ。
 
俺、スーパーの店員なんだけど?
役に立つ?
 
野菜並べるのにおしっこ垂らしながら走ったの役に立つ?
 
まあ会社的には、ブラック企業なのでそれに耐えれる人材を育成するのが目的なのだろう。
日本社会の狂気を感じます。
 
この事件以降、だいぶ研修が楽になったそうです。
 
ちゃんちゃん。
 
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